目黒の家

 

山手通り沿いにあるマンション住戸の改装プロジェクト。


窓が多く収納が少ないことをどうにかしたい、趣味の小物を飾る場所を設けたいというご要望で、LDKをメインに改装をおこないました。
長く居るリビングダイニングを広く心地よくするために、寝室などはミニマムにしました。


リビングダイニングのインテリアは少しレトロで落ち着いたテイストで空間全体に統一感を持たせています。
スライスされた石材を貼った収納扉、ラワン材の収納、ウォールナットの床材など、素材感を大切にしながらメリハリをつけることでコストを抑えました。


壁2面が大きな窓で壁面が少なかったため、その内1面の窓の前にキッチンから連続する造付け家具を設けて収納力を大幅に高めています。グラスの飾り棚は背面の窓を活かして明り取りも兼ねて透けさせました。


テレビの周囲には小物を置ける棚や書棚を配し、石材の天袋地袋も合わせて印象的な装飾壁面として設えています。
好きなものに囲まれて、飾ること見ることを楽しみながら生活してもらいたいと考えています。

 

所在地:東京都目黒区
用途:住宅
工事:マンションリノベーション
床面積:56㎡
構造:(RC造)
竣工:2021.10
写真:藤井浩司